アフターコロナの事業戦略【4】 「企業を取り巻くリスクへの対応」
今週は、「企業を取り巻くリスクへの対応」についてご紹介致します。
4週間にわたってお伝えしましたセミナー内容も、今週のテーマが最後になります。
●企業が抱えるリスクとは何があるのでしょうか?
【具体例】
・経営リスク
経営者の死亡、病気、怪我
・労務災害リスク
従業員の業務中の交通事故
ハラスメントによる従業員からの賠償責任
・損害賠償リスク
異物混入、リコール
顧客情報の流出
コロナウイルス感染による休業
上記の他にも企業を取り巻く多くのリスクがあります。
様々なリスクに対して、早期認識して克服するための
十分な対策を講じることを「リスクマネジメント」といいます。
「リスクマネジメント」にはどのような選択肢があるのでしょうか?
①リスクの回避
②リスクの低減
③リスクの受け入れ→決算書における引当金の繰入
④リスクの移転→保険によるリスクの引き受け
●④リスクの移転について
最近は、三大疾病と呼ばれる「がん」「心筋梗塞」「脳卒中」に罹患される方が多くいらっしゃいます。
また、入院や治療のための通院などで、働けない期間ができてしまったり、
後遺障害のために病気になる前と同じ状態で働くことが困難になってしまうケースが増加しています。
そのような場合の資金面の不安をカバーするのが保険です。
企業に適した保険はそれぞれ異なります。
会社の財務状況を把握している税理士事務所だからこそ、
適切な保険をご提案することができるのです。
自社が抱えるリスクは何か、そのリスクに対応するために、どんな対策をするか。
など改めて考えていただきたいと思います。